ノビードライヤーの新型がぶっちゃけ売れてない理由【Nobby by TESCOM NIB3000】




Nobby(ノビー)ドライヤーといえば、美容師なら知らない人はいないと言っても過言ではない「超メジャー」なドライヤーブランド。

 

その称号を持つ最新のドライヤー「Nobby by TESCOM NIB3000(ノビーバイテスコム)」が発売になったのは2017年末の事。満を持してリリースされ1年ちょい。

 

しかし正直なところ・・・あんま売れてねぇ~

 

美容室では「認知度」「使用率」共に長年トップを走り続けている人気シリーズですが、「Nobby by TESCOM NIB3000」は何故あまり売れていないのでしょうか?

 

今回はその理由に迫りたいと思います。

 

Nobby ドライヤーとは?
長野県松本市にある自社工場で製造されており、その歴史は50年以上。美容室でのNobby使用率は70%とも言われ、全国の美容室の約3店舗に2店舗が使用している事になる。この使用率はヘアサロンドライヤーシェアNo.1を誇る。

 

 

 

ノビードライヤーの新型がぶっちゃけ売れてない理由

Nobbyをベースにプロのテクニックが再現できるように開発された「Nobby by TESCOM NIB 3000」

 

正直、コケてる感。ぶっちゃけ売れていない理由はこんなトコだと思います。

 

● 「Nobby by TESCOM 」のターゲットは一般ユーザー

● その知名度は一般ユーザーには通用しない

● 特徴にインパクトがない

● すべて裏目

 

 

「Nobby by TESCOM 」のターゲットは一般ユーザー

 

「Nobby」といえば、美容室の業務用ドライヤーの代名詞的存在です。しかし今回のターゲットは美容師ではなく、美容室でのスタイリングを家でも再現したいと望む一般ユーザーです。

サロンシェアNo.1*ブランド、Nobbyから誕生したNobby by TESCOM。
洗練されたデザインはそのままに、プロの技がご自宅でリアルに再現できる機能を搭載しました。サロンで使われている最上位モデルをベースに開発した、ヘアードライヤーとヘアーアイロンがあなたの髪をサロン帰りのヘアスタイルへと導きます。

出典:https://www.tescom-japan.co.jp

対象のユーザーは、メーカーの公式サイトに記載されている説明文からも理解できると思います。

 

その認知度は一般ユーザーには通用しない

 

下のグラフは美容師を対象に行ったアンケートの結果です。認知度・使用率ともに驚異的な実績を誇っている事がわかります。

(※ 2017年6~7月 首都圏・名古屋圏・京阪神の美容室403件へオンライン・電話調査 株式会社ジャパンリサーチコンサルタント調べ)

しかしこのアンケート結果は、美容師以外の人からすると「いまいちピンとこない」のではないでしょうか?

 

なぜなら「Nobbyドライヤー」はこれまで美容室向けに販売されてきた商品で、ターゲットを絞って実績を積み上げてきた結果「美容師には有名だが、それ以外の人には無名」という現状になっているからです。

 

試しに一度、知人や友人に「Nobby」を知っているか聞いてもらったらわかりますが、ほとんどの方が知らないと思います。

 

美容師には有名だったとしても、それが一般ユーザーにとっても有効かは別の話です。

 

特徴にインパクトがない

 

正規販売サイトに記載されている「Nobby by TESCOM NIB3000」の特徴を挙げてみます。

 業界トップクラスの大風量でスピードドライ

業務用ドライヤーで使用しているモーターと ファンを採用することで、サロン仕上げのスピードドライを実現。速い風で、根元を持ち上げて地肌からしっかり乾かすから、仕上がりに差が出ます。

 熱ダメージを軽減するケアドライフード

プロはドライヤーを左右に振って、熱を1点に集中させません。ムラなく温風を当てるプロのテクニックを再現したフードで、髪にやさしくドライ。

 好みの温度&風量で乾かせる

2つの切替スイッチで、お好みの温度と風量が選べます。プロの乾かし方もスイッチ1つで可能にします。

 静電気抑制プロテクトイオン

プラスとマイナスのイオンを同時に放出。それぞれのイオンが髪に働いて静電気を抑制。髪の広がりと傷みを抑え、髪がまとまります。さらに、艶さらを実現します。

 長く使えるこだわり仕様

簡単に抜ける「ラク抜きプラグ」。フィルターの水洗いOK!安心の2年間保障。

正直パッとしない特徴。

 

レプロナイザーでいう「バイオプログラミング効果」や、ホリスティックキュアドライヤーの「テラヘルツ波」など、髪をケアする主旨の特徴に乏しく、インパクトも欠けていると感じてしまうのは私だけでしょうか?

 

せめて、知名度をカバーできるくらいの特徴があればよかったのでしょうけど・・・。

 

すべて裏目

 

これまで美容師に支持されてきた理由でもある「Nobby イメージ」を活かしきれていません。

上図の赤枠に記載されている「Nobby イメージ」部分を見てみましょう。

 

しかし『Nobby by TESCOM NIB3000』はというと・・・

 

 「価格が手ごろ」なのか?

『 Nobby by TESCOM NIB3000 』の価格は、17,800円(税抜き)。この価格は「Nobbyシリーズ」で最も高い価格設定。間違っても「価格が手ごろ」とは言えません。

 

● 美容室での使用率が高いモデルと価格を比較

NB1903 : 8,600円(税抜き)

NB2503 : 13,800円(税抜き)

NB3100 : 17,000円(税抜き)

 

 「使いやすい」のか?

『Nobby by TESCOM NIB3000』の本体質量は800gです。これも「Nobbyシリーズ」の中でも重い部類に。特に女性は重く感じるでしょう。持ち手に「プッシュタイプのスイッチ」があるので、意図しないときに押してしまうことも・・・

 

● 美容室での使用率が高いモデルと本体質量を比較

NB1903 : 700g

NB2503 : 720g

NB3100 : 850g

 

 「美容業界で有名」なのか?

・・・であったとしても、購入の決め手になる程の理由にはならない。

 

 「信頼できる」のか?

これまでの評判を知っている「美容師」には有効ですが、そもそも一般の方は知らない方が多いので信頼にはつながりません。

いくら美容師向けじゃないといっても、実績を築き確立してきた「Nobby イメージ」を大切にしたドライヤーを作るべきだったのではないでしょうか?

 

Nobbyドライヤーの最大の強みはコスパの良さ

2009年に購入したスタンダードモデルのNB1902。価格は3,000円台

「Nobbyドライヤー」が何故多くの美容室で使われているかというと、その答えは単純で「コスパ」が良いからです。

 

シリーズの中で最も人気がある型番は、スタンダードモデルの「NB19~」です。初代は「NB1900」で、現行モデルは「NB1903」

 

その「NB1903」の価格は8,600円(税抜き)ですが、これはあくまで希望小売価格です。実際に美容室が仕入れる価格は3~4,000円台でした。

 

「NB1903」以前の「NB1902」や「NB1901」は、更に安く仕入れることが出来ていました。

 

つまり「めちゃくちゃ安いのに日本製で耐久性にも優れていた」ので、美容室での使用率も高まり現在の地位を築き上げてきました。

 

「良い品が安い」というコスパに優れたドライヤーが「Nobby」の人気の秘密だったのですが、一方で『Nobby by TESCOM NIB3000』はというと・・・昨今の高機能ドライヤーブームに便乗して、無理やり寄せてきてる感が満載です。

 

例えるなら、ユニクロで2万円近いT-シャツを販売しているようなもの。ある意味、興味は湧きますが・・・その価格帯のT-シャツをユニクロに期待するのか?って話です。

 

 

強烈な個性を持つライバルが多数存在する。

同じ価格帯のドライヤーで強烈な個性をもつドライヤーが多数存在しているので「Nobby by TESCOM NIB3000」の存在が際立たっていないのも売れていない理由です。

 

例えばこちら。

 

このような個性的なドライヤーが話題になっています。ドライヤー戦国時代と言っても過言ではない現在、「Nobby by TESCOM NIB3000」が誇る特徴が際立っていない現状です。

 

レプロナイザー4Ⅾ Plus』 はちょっと高めの価格ですが、『レプロナイザー2Ⅾ Plus』なら、2万円台で購入出来ます。

 

 

Nobby ドライヤーを買うならこのモデルがオススメ

2019年現在最もオススメできる「Nobby ドライヤー」は上画像のモデルの【Nobby NIB2600】です。本体のデザインは「NIB3000」と酷似していますが、よく見ると違います。間違えないように注意しましょう。

 

Nobby NIB2600がオススメな理由

 

2019年に発売された「NIB2600」は『コスパの良さ』を具現化しているモデルと言って良いでしょう。1万円以下(税抜き)でこのクオリティは、これぞ「Nobby」と呼べるバランスの良さを保っています。

 

Nobby NIB2600の特長

 

 プロ仕様の風量をそのままに、さらなる軽量化を実現。

 

➀ 熱ダメージを軽減するケアドライフードPAT

プロはドライヤーを左右に振って、熱を1点に集中させません。ムラなく温風を当てるプロのテクニックを再現したフードで、髪をやさしくドライします。

 

➁ 静電気抑制プロテクトイオン

プラスとマイナスのイオンを同時に放出。それぞれのイオンが髪に働いて静電気を抑制し、髪の広がりと傷みを抑えます。

 

➂ 即冷スイッチ&風量切替スイッチ

2つの切替スイッチで、お好みの温度と風量が選べます。プロの乾かし方もスイッチ1つで可能にします。

 

➃ フィルター水洗い可能

フィルターは取り外せて洗え、いつでも清潔に使えます。 また、交換用フィルター2枚も付属しています。

 

⑤ 長く使えるこだわり仕様

簡単に抜ける「ラク抜きプラグ」。安心の2年間保障

 

 

「NIB3000」と「NIB2600」の特長って、ほぼ一緒じゃね!?

 

2019年に発売された「NIB2600」の特長を見てみましたが、結局「NIB300」の特長とほとんど同じということが見て取れると思います。

 

むしろ、本体の重量は軽くなっていますし、価格も1万円(税抜き)を切る価格は、これぞ「Nobby」と呼ぶにふさわしいスペックになっています。

 

名前や本体外観が似ているので紛らわしいですが、【Nobby NIB300】より【Nobby NIB2600】の方が、オススメです。

 

 

さいごに

実はわたし、現在この『Nobby by TESCOM NIB3000』を使っています(笑)。上の画像は私物です。

ノビードライヤーの新型がぶっちゃけ売れてない理由は、主にこのような点が挙げられます。個人的に最大の疑問は「何故この価格帯にしたのか?」です。

 

同価格帯で比較した時に、性能だけで言うとホリスティックキュアドライヤーや、少し高いけどレプロナイザー2Ⅾ Plusに劣っている感が否めません。

 

私と同様に「美容室シェアNO.1ブランドが家庭用にドライヤーを作ったらこうなった!」って感じを体験したい方は、下記の正規通販サイトから購入できます。

 

 

おすすめはしませんけどね(笑)

 

【Nobby NIB300】はぶっちゃけ売れていませんが、2019年モデルの【NIB2600】はおすすめです!

 

 

 




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